時代の変化とマーケットの変化

今の日本は、いろいろと時代が動いていると思います。

とくに、インターネットやITに関してはいよいよこれからという感じではないでしょうか?日本の中小企業で、IT未着手なところは、実に全体の80%だそうです。この数字から、いろんなことが分かります。

まず、今まではITというのは「大手」や「ネット特化企業」のためのものだったということ。一般の企業は「ITって何?」という感じでいわゆるデジタルディバイドが進行してきたといえるでしょう。だから、ITで仕事を持っているのは大手ばかりになってしまって、偽装請負のようなゼネコンカルチャーが築かれる土台になってきたのだと思います。

ただ、今は、その辺が変化しつつあるように思います。よく「Web系とSI系はカルチャーが違う」と聞きますが、これの本質は「Web系」という言葉で言い表すのはちょっと違うような気がします。僕が思うには、その本質とは「Webは中小企業でも手軽に活用できるIT手段であって、一般的な企業がITシステムを活用できるようになったところから発生した案件」というふうに捕らえています。

ですので、実際にそういうユーザから仕事を請けてみると、本当に実用的な会話ばかりになります。今でも、「本気でITを使おうとしているところにリーズナブルな価格で使いやすいITを」をモットーにやってきた企業はあると思います。でも、この世の中で彼らが本当に必要とされるのはこれからではないでしょうか。やっと、彼らを時代が求めるようになってきたように思います。

ぼくも、今後は、もっともっと視点を変えて、そのような時代の変化を敏感にとらえてそういう需要に答えるようなサービスを今までやってきたIT知識をベースに作っていこうと思います。