目的と技術

以前に、Alinous-Coreは、自動生成のための基盤言語だったと書きましたが、当初のAlinous-Coreと現在のAlinous-Coreは、本当に別物です。

それは、なぜかというと、商品化に当たって「Webデザイナーにも分かるものを作ろう」という目的が加わったからです。マーケット的に、僕は、一番困っている人を相手にしようと思いました。そうしたら、SEとかプログラマーの人たちよりもWebデザイナーだと思いました。そこで、とにかくWebデザイナーを相手にしようと思いました。


その目的が加わって、Alinous-Coreの仕様は一気にシンプルになりました。その変わり、要求される技術の度合は格段に上がりました。当初は、GUIで変数を見ながらステップ実行出来るデバッガーなんて付けようなんて思っていませんでした。でも、「Webデザイナーにも分かるものを作ろう」という目的と、それにたいする気持ちがあったので作る作業を根気良く続けることが出来ました。


また、SQLコンパイラなんて作る気もありませんでした。まして、スクリプトSQLが混在するようなコンパイラなんてますます作る気がありませんでした。でも、それを作ることに大きな意味があると思ったので作りました。


こうしてみると、とにかく目的に向かってつっ走ってみるのも悪くないと思います。