事例を作る

今、アンケートの事例を作っています。
ただ単にアンケートといっても、いろいろあると思います。アンケートにしてもCMSにしても、パッケージというものが世の中に存在しますから、そことかち合う領域に手を出しても仕方ありません。



よく、「パッケージでやれば・・・」とか「Xoopsでやれば・・・」という意見はありますが、むしろ、そういう人に問いたいのは「じゃあ、なんで、世の中がすべてそれらにならないの?そういうのがあるのに、請負の開発が存在するの?」というところです。


これについては、

  1. エンドユーザーを相手にすると、同じように見える機能でも全く違うものに見えるケースが多い。
  2. インタラクティブでかつ、イレギュラーなやり取りは、一番プログラムで表現するのが向いている

というのが主な理由ではないかと思います。
特に、1番は、我々SEははまりやすいポイントだと思います。たとえば対話的FAQを作ろうという話が出るとします。ここでよくありそうな会話としては、

Aさん:画面遷移を工夫して、質問に一つ一つ答えていけるシステムを作ろう。
Bさん:そんなの作るの大変だよ!結局それって、大カテゴリーから小カテゴリーに順々に絞るから、それってWikiとまったく同じだよ。だから、Wikiでやればいいじゃん。

そうなんです。確かにBさんの言ってる事は論理的に正しいです。でも、そのシステムを頼んでいる人(エンドユーザー)は、一般の人がシステムと会話する感覚で欲しいものが見つかるサーチエンジンが欲しいわけで、Bさんの言っているようなものが欲しいわけじゃありません。これは、本当にSEで特に下請け専門の人ははまり易いわなだと思います。

この罠にはまらないようにするには、やっぱり、事例を作ってその事例をエンドユーザーに売りつける練習をしてみたり、営業の人に見せて反応をみたりすると良いと思いました。まずは、インタラクティブなアンケートを作って、レブラでサーバーを立てて、事例を作って見ようと思います。