Opensourceの次は

おそらく、本当のコンポーネント指向がくるのではないかとおもう。
と言うのは、Opensource自体がバブル的な要素があるのと、Opensourceにした目的が必ずしも果たせていないと思うからだ。


まずは、Opensourceは無料という考えについては、結局、ライセンスが無料になっただけで、全体のコストは下がっていない。つまり、お金を稼ぐ場所が違っただけだ。むしろ、コストは上がっているし、営利目的のOpensource企業は、無料を装っておいて、普及し出すと態度を翻すことも増えている。


要はだましあい見たいなところがあるとおもう。
ひとつの製品が流通するには、「制作」、「サポート」、「流通」という3つの段階があるわけで、やはり、それぞれの担当者が仕事をしている。もし、制作が0円でサポートだけ稼げるとかなったら、だれも、ビジネスとして制作する人はいなくなる。なので、この状況でオープンソースに制作者として、営利団体でかかわっているところは、絶対に何かしら、普及した後での戦略を持っているはずだ。


GPL自体、著作権を放棄していないので、「自由だよ」といいつつも、本当は「今だけ自由だよ」といういみなのだ。「教育とかコンサルはやっちゃだめ」とかそんなことを後になって言い出すのも可能なのである。


あとは、Opensourceにすることによって、エキスパートの人はたしかにプログラムを改造できたりするとおもうが、一般の人は、そういう恩恵はあまり受けない。やはり、再利用のツールとしてはOpensourceは使えていないのだ。結局、ソースコードの再利用とかを目指しているが、ここがなかなかうまくいかず、プログラミング仲間を集める程度に留まっている。


自分としては、それだったら、本当のコンポーネントベースで、最初からきちんと適正価格で売った方がいいとおもう。きっと、次の時代にはコンポーネントベースのブームがやっとくるのではないかと思う。